2.4. BCP の導入と教育・訓練

(1)導入作業の概要
不測の事態において、BCP を有効に機能させるためには、組織の構成メンバーにBCP を周知徹底し、確実に実行できるようにしておく必要がある。

(2)年間計画
@教育・訓練
教育・訓練の計画は、BCP 責任者の指導のもとに行い、組織全体および各部署にて行う。
教育・訓練の主催者は年間の「教育・訓練計画書」を作成し、実施状況は「教育・訓練実施記録」として保存する必要がある

<教育・訓練の実施方法>
 教育・訓練受講対象者 実施時期・回数   実施の必要度合い
 新入社員  採用時  必ず実施
 対策本部メンバー  少なくとも一年に1 回  必ず実施
 上記以外のメンバー  少なくとも一年に1 回  必要に応じて実施


Aテスト
テストは、BCP の有効性を検証するために必要なものであり、実際に対応手順を経験することで対応力の強化にもつながる。
しかしながら、BCP のテストはそれ自体リスクを伴うものであるため、実際には、机上テストと実践テストを組み合わせて行うのが一般的である。

<BCP のテスト検証項目>
検証項目  種 別   実施方法
 体制の確立  BCP のテストとして実施  机上(文書レビュー)
 緊急連絡網・安否確認  BCP のテストとして実施  実践
 消防・避難訓練  防災訓練として実施  実践
 システム障害訓練  BCP のテストとして実施
個別システムの障害訓練として実施
 実践・机上
 BCP 総合訓練  関係部署を対象とした総合訓練  実践


B結果の記録、評価
教育・訓練の結果は、「教育・訓練実施記録」として、また、テストの結果は、「テスト結果報告書」として、記録し保存する。
これらはBCP 導入の状況を知る重要な指標となる。
「教育・訓練実施記録」は、BCP の周知徹底の浸透度を調査するために、
また、「テスト結果報告書」は、テストの成功・失敗に関わらずBCP の見直しの必要性を検討するために重要なものである。

C経営陣への結果報告
教育・テストの結果もまた、経営陣への報告が必要である。
BCP は時々の事業環境に適応させ、常に見直しをする必要があるため、教育・テストから得られた結果に基づいて、改善が必要な事項があれば、経営陣の指示に従って、見直しを行う必要がある。


posted by MAXAVA at 23:30 |     −2.フレームワーク | 更新情報をチェックする
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