ビジネスインパクト分析-2

@事業継続・復旧の優先順位付け
特定した事業・業務やそれに関連するリソースのうち、その影響度を総合的に勘案した上で、事業継続及び早期の事業再開の観点から、それぞれに優先順位を付ける。

これに基づき資源配分や事業・業務停止時の再開順序を決定する。
企業にとってどの事業を優先するかは、正に経営判断であると言え、経営層による了承が必要である。

Aボトルネックの特定
通常、ひとつの事態から複数の結果(シナリオ)が考えられる存在することになるが、企業にとって最悪のシナリオ事態から優先して検討することにより、他のシナリオを包含することが可能な場合もある。

リスクが発生する事態(原因)だけに目を奪われず、事業を継続する上でのボトルネック13になるリソースの喪失を想定するとよい。

B目標復旧時間の設定
目標復旧時間(RTO)とは事業・業務の中断が発生した場合に、事業に重大な影響を及ぼさないうちに事業活動を復旧・再開させるための目標時間である。

言い換えれば、どの程度まで中断が許容されるかの指標ともいえる。

目標復旧時間を設定することは、ビジネスインパクト分析における主な成果物である。

目標復旧時間は、図表4に例示するように、事業・業務と、それに関連するリソースを特定した上で、影響度を分析する。

加えて、顧客からの要請、社会的要請、さらには関係当局からの要請など影響度を総合的に勘案した上で、ビジネス部門側の役員の承認も得て組織として最終決定する必要がある。

また、IT 部門においては、データ・システムの喪失をどれだけ許容できるかを示す目標復旧ポイント(RPO;Recovery Point Objective)を設定し、これに応じたバックアップシステムを構築することが重要になる。
このように、BCP のビジネスインパクト分析においては、時間枠で考えることが非常に重要である。

目標復旧時間と目標復旧ポイントの概念.jpg


posted by MAXAVA at 09:00 |     −2.フレームワーク | 更新情報をチェックする
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