(4)BCM とリスクファイナンシング

リスクファイナンシングとは、リスクが具現化し、損害が生じてしまう場合に必要な資金繰りをあらかじめ計画して準備しておく手法である。

企業の利益を守ること、そして事業を継続するための各種費用を確保することを考えても、BCM 上、リスクファイナンシングの機能は非常に重要である。

リスクファイナンシングの手法としては、保険、災害時発動型融資予約契約、保険デリバティブ、リスクの証券化などが挙げられる。ただし企業は、事業の停止による顕在化する損失(利益の減少、財務的なインパクト、事業を継続するために必要となる費用)と、潜在的な損失(顧客や取引先の離反、マーケットシェアや株価の低下、ブランド価値低下)を整理して考える必要がある。

リスクファイナンシングの機能は顕在化する損失をカバーするものであり、潜在的な損失をカバーできるわけではない。潜在的な損失は、BCP の構築・運用以外に軽減する方法はないのである。また、

リスクファイナンシングの機能には、BCP における発動時(緊急時対応)に要するコストや当面の財務インパクトを軽減する効果があるが、これらも的確なBCP の運営・管理が前提である。
posted by MAXAVA at 14:00 |     −1.基本的考え方 | 更新情報をチェックする
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